チャレパンが行く

厄年に胞状奇胎と肺腺癌0期。抗がん剤は回避できて幸せ!な備忘録

胞状奇胎①

胞状奇胎(Hydatidiform mole)

 

異常妊娠のひとつで、受精卵が正常な細胞分裂せず胎盤となる組織(絨毛組織)が増殖するもの。

 

私が解釈した”病気を簡単に言う”とこんな感じです。

私は元看護師ではありますが、産婦人科領域に携わったことはないので、実際に自分が経験し調べ自分なりに解釈したことしか書けません。

主に私が調べた所は、大学病院のHPになります。

 

ここを見ている方はご存知の方が多いとは思いますが、卵子が受精し細胞分裂を繰り返しながら7~10日程で子宮に着床します。この時点で妊娠が成立したことになります。

胞状奇胎は、卵子が受精する過程で起こる異常妊娠になります。

種類は2つに分けられ、分ける理由はその後の経過に関わってきます。

 

①”卵子の核が欠損”したものが受精した「全胞状奇胎」

 着床した受精卵の中に胎児となるものはなく、胎盤となる組織(絨毛組織)のみが増殖していく病態のものを言います。妊娠反応は出ますが胎児はいません。

卵子の核の欠損というと、母体に問題が・・・と思われそうですが、たまたま無かっただけで事故にあったのと同じようなものだそうです。胞状奇胎後の妊娠も問題ありません。

 

 

②正常な卵子に”2つの精子”が受精した「部分胞状奇胎」

 受精卵の中に胎児になる細胞と異常増殖した胎盤となる組織(絨毛組織)がある病態のものを言います。

胎児が確認され、発見が7週以降ですと心拍が確認できることもあります。

ただ、胎盤が正常なものではないので妊娠の継続はできません。心拍確認できたら生きているんだからどうにかしたい!!って思ってしまいます。でも悲しいかな、胎児が栄養や水分、酸素を得る手段は胎盤です。胎盤が役目を果たさないのでどうしようもないのです。

また、流産として処置を行った後に病理検査の結果部分胞状奇胎と診断されることもあるそうです。

 

あと"共存奇胎"と呼ばれる二卵性双胎に起きる胎児と奇胎が共存している病態があります。正常な妊娠の胎児の出産を望まれる場合、奇胎の除去を行わず妊娠継続される方もいらっしゃるそうです。ただ、様々なリスクがある事は確かです。納得するまで自身で考えて 、家族や信頼できる医師との話し合いで決めて行くしか無い事だと思います。

 

 

私は5週目で胎嚢を確認し7週目胞状奇胎と診断され、子宮内容物除去術の病理の結果「全胞状奇胎」と診断されました。

 

月経の開始時期に少量の出血があったのですが、そこからオリモノに少量の出血が混じるだけで月経には移行せず、2人目を希望していたので心当たりもありました。まだ反応しなくてもおかしくない時期ではありましたが自己検査しはっきりと陽性が出ました。

 

5週目

心当たりからカウントして5週目に婦人科受診。

胎嚢らしきものはあるが輪郭がぼやけておりはっきりせず、1週後に再受診

 

6週目

全く育っておらず出血も増えている。流産の鑑別のため採血施行。

hCG=5000以上(個人クリニックの簡易検査であるため5000以上は測定不能

流産である場合はhCGは下がるので否定的。その場合考えられるのが子宮外妊娠と胞状奇胎。エコー上どちらも確認できないため1週間後に再々受診

 

7週目

素人目でも「ヤバイ・・・」と思うエコー画像。

子宮内に2cm大の白いものが2つと、子宮全体がもやがかっている。

かかりつけの先生にははっきり病名は言われませんでしたが、その場で大きな病院への転院を勧められ、家から一番近い3次救急の総合病院を選択。先生自らやり取りをしてくれ、その足で総合病院を受診しました。

 

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