チャレパンが行く

厄年に胞状奇胎と肺腺癌0期。抗がん剤は回避できて幸せ!な備忘録

肺腺癌②

f:id:challengepanda:20181122140858p:plain

検査と肺切除の選択

私は造影CTしかせず、癌か良性か確定診断することなく疑い病名で肺切除しました。

肺癌が疑われた場合、確定診断することができる検査がCTガイド下生検・気管支鏡と2つあります。それをせずになぜ手術を選択することになったのか。

 

 

①CTガイド下生検

 CTを用いて透視しながら病変まで針を刺し採取する方法。

 CTに写っているからできるんじゃないかな?と私は思っていました。

 しかし、これを行うのは単純レントゲンに写る大きさの病変が条件になるそうです。 

 私の病変はレントゲンでは全く確認のできない極小だったのでこれは選択肢には入りませんでした。

 

②気管支鏡による生検

 これは口腔から内視鏡を気管支までいれ採取する方法。

 これで採取できるものは肺門周囲にできた病変であり、私のは右肺上葉のど真ん中にありました。気管支鏡では確認できません。よって却下です。

 

 ③PET・腫瘍マーカー

ほか、”癌”といえばPETと腫瘍マーカーがぱっと思い浮かびますが、極小病変で転移の可能性もほぼない病変ではPETは反応しないそうです。腫瘍マーカーもしかり。

私も術前採血にCEA・シフラ・ProGRPと肺癌で上がる腫瘍マーカーが含まれてましたが、異常なかったよーって主治医が言っていました。異常なしなので、検査結果すらもらってません。

 

 ④選択

上記理由から、CTやレントゲンでフォローしながら、大きくなったり癌の可能性が高くなり①や②の検査可能になるまで経過観察するか、取り損の可能性もあるが取ってしまうかの2択しかなく、私は切除を選択しました。

⑤切除の範囲

 

前述したとおり私の病変は1cm未満の極小なのに、楔状切除や区域切除の選択肢もなく右肺上葉切除となりました。

右肺上葉は3区域に分かれており、その区域内に収まっていれば区域切除。もっと外側にあれば楔状切除ができるのですが、なぜそこ?ってくらいど真ん中で2つの区域にまたがっていました。

肺切除した場合、心配になるのが肺活量の低下。ネット上では楔状5% 区域10% 肺葉20%低下するとかかれていることが多かったのですが、主治医からは右肺上葉なら大体15%くらい低下するといわれました。

ただ、肺は普段全てを使っているわけではなく予備力を持っています。大体肺活量が50%低下したら寝たきりになる目安であり、肺を切除した後も普通の日常生活が行えるほどの肺活量を持っている人しか手術適応にならないそうです。

30代だと15%の低下は約1年程で残った肺が無くなった部分を補い、元の肺活量と変わらないくらいになり、最初は息切れや息苦しさを感じるけど徐々に馴染むとのことでした。

ただ、術後6ヶ月は肺を取った肺活量の低下に加え、胸水が溜まりやすい状態なので妊娠はお奨めしないといわれました。日常生活に問題はなくても、胎児に供給するほどの力はないから胎児が低酸素状態になるリスクがあるし、母体も胸水がある状態で腹部から圧迫がかかるとしんどいよって説明をしてくれました。胞状奇胎の方が全然妊娠許可までいけてないので、全然問題ありません!!って返答しましたが、胞状奇胎の管理中であることや年齢のことから、妊娠出産のことまで気遣ってくださる先生にみてもらえることがとても嬉しく思いました。

 

にほんブログ村 病気ブログ 肺腺がんへ
にほんブログ村

ランキング参加しています。