チャレパンが行く

厄年に胞状奇胎と肺腺癌0期。抗がん剤は回避できて幸せ!な備忘録

肺腺癌①

胞状奇胎の記事から続けて呼んでくださっている方には、発見された経緯をわかっていただけてると思いますが、最初からもう一度書かせてもらいます。

 

私は胞状奇胎という異常妊娠をし、非順調型の経過をたどったことで侵入奇胎の病巣確認のために肺の造影CTをとりました。その結果、侵入奇胎ではなく”すりガラス陰影”が写り初期の肺癌が疑われました。

自身は嫌煙家で家族含めタバコは無縁だし、今まで若年性の癌で聞いたことも無かったので、本当に意味がわかりませんでした。

肺癌の外科的対応となると、婦人科で通っていた総合病院では呼吸器外科がないので対応不可能。そのため両方が対応可能な大学病院へ転院しました。

 

大学病院に転院後に病巣の大きさ・形をはっきりさせるために、レントゲンと3mmスライスで縦横両方の造影CTを撮りなおしました。(総合病院はごく一般の5mmスライスで横だけでした)

 

レントゲンには全く写らない影で、7mm~8mmほどのすりガラス陰影との結果でした。

 

呼吸器外科の先生は全て図解と文字に起こして説明してくれる先生で、とてもわかりやすく不安をあおるような物言いをする先生ではなかったので、落ち着いて話を聞くことができました。また、総合病院の呼吸器内科の先生から手術適応になる可能性が高いから家族と共に行くようにと言われていたので、夫に付き添ってもらいました。

 

私の影から考えられるのは

 

①局所性炎症 

 そこの部位に局所的に細菌などが入り込んで小さな炎症を起こしているもの。

 

②前癌病変

 腫瘍病変ではあるが良性のもの。

 

③癌:高分化腺癌

 悪性の場合場所や写り方から4つの種類のうち腺癌になる。

 

写り方がもっと派手で酷い場合は、酷く見えるが炎症の可能性が高くなるので逆に様子を見るべき。ただ私の影はとても綺麗な球体で②か③の可能性がある。でも1cm以下なので①の可能性も捨てきれない。

①だったら肺の取り損。②だったら取る必要は無く癌化しない人もいる。③だったら変化に個人差が大きく予測がつかない。1年後に進行がんになった人もいれば10年以上変化がない人もいる。

①の場合3ヵ月後にCTを取り直すと消えるか縮小してるかの変化が見られることが多いので3ヶ月は様子見る。②③の場合でも1cm以下の場合は定期的にフォローして充実組織(すりガラス陰影の中に黒点ができること)が出てきたり、明らか大きくなった時点で取ることが多い。

ただ、この話は肺癌が多くなる年代の方に対しての話であって、先生自身が私の状況なら30代前半って年齢からも今後のフォローの長さからもすっきり取ってしまうかな。と言われました。

①の可能性を消すために3ヶ月後に再CTしてから考えてもいいし、気持ちが固まってるなら、この時点で手術予約しても1ヶ月以上先になるから、手術直前にCT撮って炎症なら消えてたり形が変わってくるから手術中止、変わらなかったら②か③の可能性が高くなるから予定通り手術するって形でもいいと思う。と2つの選択肢をくれました。

 

私の中では初診でこの話を聞き、CT結果を聞きに行くまでの間に調べられるだけ調べ、3歳の息子がいることからも、ここでためらって進行がんになってお迎えが来てしまったら後悔しかない。死んでも死にきれない!だって二人目が欲しくて妊娠したら胞状奇胎になったのに、息子の成長すら見れなくなるなんてありえない!!と③の可能性が少しでもあるのであれば手術を受けようと決めており、夫にも承諾を得ていたので、その日に手術の予約をしました。

日にちは調整して後日連絡をくれる事になりました。

 

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こんな感じで紙に書きながら説明してくれる、サバサバしてるけど暖かい雰囲気の女医さんでした。今はもう大好きな主治医の先生です。

 

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