チャレパンが行く

厄年に胞状奇胎と肺腺癌0期。抗がん剤は回避できて幸せ!な備忘録

胞状奇胎②

総合病院の受診と心について。

 

 

7週目に総合病院へ転院し、初診予約の取れない病院であったため、朝10時に行って呼ばれたのは診療時間終了間近の12時半頃でした。

エコー画像上正常妊娠でないことは確か。採血してhCGが10万以上であれば胞状奇胎、以下であれば繋留流産として考える。ただ、流産であっても胞状奇胎の場合もあり、病理でないとはっきりはしないと。

採血のみして3日後に再受診する。

 

採血結果 hCG 102,291.5

 

胞状奇胎として扱うため早急に掻爬が必要であり翌日行うことに。

流産として扱う場合は、急ぐ必要なないため、翌週の都合のいい日に掻爬する予定でした。

 

心の準備もへったくれもありません。再診の前日までは「明日になったら心拍確認できたらいいのになぁ」くらい現実逃避していました。

たぶんですが、流産として扱える場合は心の準備を待ってくれるつもりだったんだと思います。

頭は理解していても心が全く追いついていなかったので、泣くことも悲しむことも無く1回目の掻爬は終わりました。

気持ちが追いついてきたのは、初回掻爬から1週間後に行った2回目の掻爬が終わった頃でした。

夫や子供の前ではなんともありませんでしたが、スーパーやコンビニでレジを済ませるだけの対人対応で涙が出てくるようになり、誰かの顔を見ると勝手に涙が溢れてきて、いつの間にか誰の顔も見れなくなりました。

当時、仕事をしていたので、胞状奇胎の疑いが出た次の日に上司へ相談しており、元看護職な上司は心が追いついていないことに気がついていたのだと思います。

その日から”病欠とし期間は落ち着くまで”と休みをくれていました。

その上司に、誰の顔も見れなくなったことに気がついた日に泣きながら相談に行き、上司に促され心療内科のドアを叩きました。

 

カウンセリングと筆記テストの結果は

”中等度の抑うつ状態”

 

まだ、鬱病といわれるまで症状は酷くないから薬も相談しながら、抗うつ薬も飲みたくないなら漢方で考えることもできる。と言われ、当時3歳の息子を車で15分の保育園へ毎日送迎していた私は「副作用で車が運転できなくなる抗うつ薬は困る」と答え、漢方薬と軽い睡眠導入剤を処方して貰いました。

 

「漢方だから絶対飲まなくちゃいけないことはない。辛かったら飲んだらいい。」

 

精神疾患で薬を飲むことは、認めたくないものを強制的に認めさせられている気分になります。薬を捨たり飲まないのは色々な理由があると思いますが、認めるってすごく心に負担がかかることなんだと私は思っています。

私は心療内科の先生に「辛ければ頼ればいい」と言われた事で抵抗なく飲みだすことができました。

 

※薬の自己判断での内服拒否を勧めてるものではありません。元看護師ゆえに薬の大切さも、きちんとした管理の大切さもわかった上で、当時の私の精神状態は内服を拒否していました。だから、それをきちんと医師に伝えて違う方法を提示して頂きました。ただ、伝えたからと違う方法があるとは限りません。私は凄くありがたい対応をして頂いたと思っています。

薬の自己判断はとても危険です。また薬は悪ではありません。合わない時、納得できない時は医師又は薬剤師に必ずご相談ください。 

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